2015/08/05

コスプレをやっていれば、よく聞くであろう「加工」や「レタッチ」といった用語。あなたはそれらの言葉の意味をご存知ですか?
おおまかに説明すると、写真の見栄えをよくするために行うデータ処理のことです。
人によって「加工」と言うかたもいれば「レタッチ」と言うかたもいます。
まず上の2つの用語についてですが、レタッチという言葉について調べると
「画像データ、特に写真データを加工・修正する作業」
といった意味が出てくるので「レタッチ=加工」と考えてもらって問題ありません。このページでは簡単にできる加工(レタッチ)の方法をお教えします。
- 明るさの調節
- 肌を綺麗にする方法
の2点に絞って解説。あくまでコスプレ用、そして初心者さん向けの簡単な加工方法をレクチャーするページです。
この方法であればPhotoshopなどの高価なソフトも必要としません。もし、あなたがフォトショを使わず無料で、かつ簡単でいいから加工したい!そう思っているなら必見のページです。
加工がもたらす効果
↑加工前↑
↑加工後↑
管理人のきゆらの女装写真。その加工前の写真と、加工後の写真を掲載してみました。見て頂いたら分かるかと思いますが
- 全体的に明るくなっている
- 肌がなめらかになっている
- はみ出た髪が消されている(今回は説明しません)
総じて写真の見栄えを良くするために加工・修正が加えられてます。では、加工するには何が必要なのか?どういう手順が必要なのか?以下で解説していきます。
用意するもの
- パソコン
- GIMPなどの画像編集ソフト
- 加工したいコスプレ写真データ
この3つだけです。パソコンはなるべくスペックの高いものの方がフリーズしたりせず、作業を快適に行えます。
GIMPは下記URLから無料でダウンロードできます。
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/gimp/
ダウンロードしてインストールできたら実際に加工作業に移ります。(インストール方法は割愛。わからない場合はコメント欄まで、どうぞ!)
なお、当ページでは画像加工においてメジャーなGIMPというソフトを使って説明しています。
多少、各機能の名前が違ったりするかもしれませんが、だいたいの画像加工ソフトあるいはお絵かきソフトでも同じことができます。
(ただしWindowsに最初からインストールされている「ペイント」ではダメです)
現に僕は、SAIという本来お絵かき用のソフトでコスプレ画像も編集しています。ですので、必ずしもGIMPである必要はないです。
まずは写真を開こう
GIMPを起動すると上のような画面になります。
ファイル
↓
開く/インポート
から、加工したい写真データを呼び出してください。
または、GIMPのウインドウに写真データを『ドラッグ&ドロップ』することでも呼び出しが可能です。
呼び出せたら、まずは肌をなめらかに綺麗にしていきます。
ぼかしツールで肌をなめらかに
画面左上、『ぼかしツール』を選択してください。水玉のようなマークが目印です。※赤で囲った部分をクリック。
SAIなどのようなペイントツールにも大抵搭載されています。
↑太ももぼかし処理前↑
↑太ももぼかし処理後↑
上の画像を見比べて見てもらえれば分かると思いますが、このぼかしをかけるだけで、肌のもちっと感や、なめらかさがアップして、それだけでかなり見栄えが良くなります。
ザラザラして見える剃り跡の汚いブツブツが、綺麗でなめらかな肌の質感に修正されていますね。
ただし、やりすぎると「あぁ、ぼかしてるな」と誰にでも分かってしまうので、あんまりゴシゴシこすらないこと。また、顔の周りだとウィッグなどを巻き込んでこすらないように注意が必要です。細かいところはブラシサイズを小さくしてこすりましょう。
画像加工ソフトによっては、ぼかし具合を濃度選択できたりするので、違和感が少ないぼかし具合になるよう調節してください。
これで、だいたいの肌荒れやニキビ、目元のくま、ほうれい線やしわ等を消せます。
画像を明るくする
続いて、画像を明るくします。
画面上部にあるレイヤータブをクリック
↓
レイヤーの複製を選択。
レイヤーとはなんぞや?と思われるかも知れませんが、気になるようでしたら各自でお調べください。少なくとも、「コスプ”レイヤー”」のことではありません(笑)
ともかく簡潔に分かりやすくを第一に解説していますので、レイヤーの概念を知らずとも、このページの通りにするだけで綺麗になるように説明しています。
画面右側に複製(コピー)されたレイヤーが出てきます。
複製されたものを選択(クリック)してください。
続いて、その上にあるモードをクリック。これを『通常』から『スクリーン』に変更しましょう。すると、上の画像のように明るくなります。
ただ、このままでは明るすぎるので微調整します。
明るさを微調整する
先程クリックした「モード」の下あたりに「不透明度」というバーがあるので、そこを下げる事で明るさの加減を調節することが出来ます。
これでレタッチ(加工)は完了です。あとは
ファイル
↓
名前をつけて保存
で編集した画像を保存して終了です!お疲れ様でした。
より細かくGIMPを知りたい時は
今回は、コスプレ画像の加工・・・特に『肌を綺麗に明るく見せる』ことだけに注力してページを作りました。より詳しくGIMPというソフトの使い方や機能を知りたい時は、下記ページがオススメ。
★GIMP初心者の使い方講座★
http://synclogue-navi.com/gimp-manual-beginner#smoothplay2
ダウンロードの仕方から、各ブラシやツールの効果のほか、レイヤーとは何なのか?といった事も詳しく解説されています。
加工した画像は何に使う?
加工した画像は、SNSでアップロードするのはもちろん、コスプレ名刺にするのも良いでしょう。見栄えをよくしたコスプレ写真で、あなただけのコスプレ名刺を作ってみませんか?コスプレ名刺を持っていると、スムーズな自己紹介ができ、たいへん便利です。
コスプレ名刺の作り方はコチラ↓
【コスプレ名刺を作ってみよう!簡単な自作方法つき】
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぼかしツールで肌をなめらかにする
↓
レイヤーを複製
↓
コピーされたレイヤーをスクリーンに変更
↓
明るさ調節
という流れは、ほとんどの画像編集ソフトやお絵かきソフトでできますし、慣れれば、ほんの5分程度で、劇的にコスプレ写真を綺麗にすることができます。ぜひ、一度試してみてください。
※場合によっては、加工を嫌うレイヤーさんもいるため注意。
また、逆に自分の写真は必ず加工してからでないとネット上にアップしないで!という人もいるので、あなた以外の人が写り込んだ写真を編集する時は、事前に確認するなど気をつけましょう。